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明治の浮世絵で江戸の文化を考える(7月6日)

「江戸の良さを見なおす会」の35周年記念ということで、会秘蔵の浮世絵9点が、今日から8月1日までハニーズ・カフェで公開される。この2月と4月に展示された作品と比べると、同じ明治期とはいえ時代が下っているせいか、過去を回想して描いたためなのか、沈んだような渋みを感じさせる。明治に入って技術的に洗練されながらも、西洋化の風潮の中で、浮世絵は見捨てられたかのような扱いだったのだろう。そんな日陰に咲いた花といった印象をもつのは偏見からだろうか。
浮世絵は印刷物なので価格的には案外手ごろなのだが、1点だけ、鏑木清方の作品は肉筆のものなので違うようだ。地味な作品だが、独特のやわらかい線がなんともいえない安らぎを感じさせる。鑑定するとどんな値段になるのか、という下世話な話題にもなってしまう。
日本文化遺産を世界に紹介していくことには意義深いものがあるとしても、まず江戸の文化が日本の近代化の影として扱われた偏見から自由になることが必要だろう。
期間中は展示会場のハニーズ・カフェで、江戸の商人文化を考える上で貴重な「江戸の良さを見なおす会」による3点の書籍が購入できる。『江戸しぐさ一夜一話』『江戸楽のすすめ・生きる』『江戸しぐさ講浦島太郎からのおくりもの』がすべて特別価格で用意されているので、購入いただくとよい。
ちなみに、7月8日から30日まで、Bunkamuraのシアターコクーンでは渋谷コクーン歌舞伎「桜姫」が上演される。今月は江戸文化を見なおす月としてはいかがだろうか。

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