住友不動産青葉台タワー(6月28日)
大坂橋の横にある超高層ビルの最上階に「住友不動産青葉台タワー」と表示されている。望遠にして撮影していないので写真の文字は読めないが、完成したらはずすのかも知れないような作り方だ。青葉台タワーという名のビルは既にある。大坂上バス停前のビルにその名がつけられている。住友不動産は玉川通りを挟んで青葉台ヒルズという名のビルも持っている。そこで青葉台ヒルズの住友タワーとすれば、六本木ヒルズの森タワーのコピーになってしまうからそんなことはしない。
一方、青葉台というと横浜市青葉区の青葉台を指すのが一般的。国道246号線、玉川通りを通る田園都市線の駅名もある。これに対して目黒区青葉台というのはそれほど知られてはいないのだ。町会名すら青葉台を冠してないし、住居表示以外に青葉台という地名を使った例は知らない。そもそも青葉台という地名は地域社会に根ざしたものではないのだから、その名称に愛着を持つ人もどれだけいるのだろうか。念のためにいうと、このあたりは上目黒八丁目というのが旧地名で、上八町会、上八北自治会が地域社会を構成している。地名を冠した施設としては、132年の歴史をもつ菅刈小学校や菅刈公園がある。菅刈住区というのも、菅刈荘目黒郷というのが平安時代からの地名を踏まえている。そこで菅刈タワーとか、大坂上、大坂橋で知られる大坂を使って大坂タワーにするとか、考えられるのだが、その方がローカルな印象になってしまうのか。
住友不動産青葉台タワーという名称は、住友不動産が横浜市の青葉台に作ったビルとの誤解を生じることもありそうだが、青葉台ヒルズがあるから青葉台タワーがあってよいということなのかも知れない。

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