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大橋ジャンクションの公園(6月17日)

中央環状線の山手トンネルが、今年度というから来年の3月には大橋ジャンクションまで開通する。東名高速と東北道・常磐道が都心を通らずに結ばれることになるのだ。長距離輸送のトラックには魅力的だろう。だからといって工事が終わるわけではない。大橋ジャンクションの地上広場と屋上公園はこれから内容を検討するというものだ。開園は平成24年度だからほぼ5年間工事が続く。
地上の広場は地域のイベントやスポーツのできる空間にし、屋上は草木を植えて緑化するという骨子は決まっている。現在それぞれどういう内容にするかの検討をしているところ。時間は十分あるから20年後の地域の状況も考えていろいろ検討するのがよいとはいえ、20年後のことを想像することは難しい。いまやほとんど不可能だ。高齢者の比率が高くなっていることだけは間違いない。年金がどうなるのか、不安も多いし、その時の生活や価値観がどうなっているのかはわからない。道路の保守すらできないほど財政が破綻している可能性も否定できないはずだ。だから保守コストのかかる設計をしないことが大切だと思うのだが、保守事業を期待するのは事業者なら当然か。
一方で、20年後には電気自動車で排気ガスの問題が解決しているとか、自動車の交通量が減っているということもあり得るのだろう。無論そんなことまで検討してはいられない。大橋ジャンクションが完成したときどのような評価を受けるかはともかく、現時点ではそれほど広く関心を集めてはいないようだ。
写真は建設前の敷地と屋上庭園となるスペース。


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