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新型インフルエンザ患者が目黒区に(5月22日)

目黒区内で新型インフルエンザに感染した人が見つかった。目黒区ではメールを発信して冷静な対応を呼びかけている。
「区民の皆様に置かれましては、国や東京都、目黒区から発表される正確な情報に基づき、冷静な対応をお願いします。また、新型インフルエンザの予防法は季節性のインフルエンザと同じです。外出時にはマスクを着用し、人ごみを避け、帰宅後は、うがい・手洗いを心がけましょう。」ということだ。
冷静な対応を呼びかけなくてはならないのは、結果として不安を煽るマスコミ報道があるからといえないだろうか。感染者が出るとマスコミは取材合戦を繰り広げる。冷静に対応してくださいとの政府発表を伝えながらも、一方でマスク不足や学校閉鎖などの関係ニュースを報道する。それが不安を煽ることにならないのかということについては、心配する人たちのあることを事実として報道しているだけとの立場だろう。大変だ、大変だ、と騒ぐことがニュースを作る人たちの基本動作になっているようだ。仮にNHKが国営放送だったとしたら、テレビCMで首相が「冷静な対応をお願いします」などと言わなくてもすむのではないか。
だから、リスク評価の権威である中西準子さん(産業技術総合研究所安全科学研究部門長)が19日のブログで書かれているようなことはなかなか伝わらないので転載する。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/

「インフルエンザは、今後も続々と新種がでてくるだろう。それのすべてに対して、人類は、こういう態度、一切感染があってはならないという立場で臨むのかということである。
新種のインフルエンザウイルスは、次々と生まれてくるだろうと私が予測するのは、発見の技術が進歩してきたからである。
そういう場合に最も重要なのは、そのウイルスがもたらす病気の深刻度(重症か軽症か)によって、対策を分けるということではないか。今のように、感染自体が大問題みたいな考え方でいると、費用はいくらあっても足りない。
片方で、“風邪”を撲滅するために膨大な資金を投入し、他方で、飢餓で多くの人が死んでいる状況を考えると、やはりバランスが必要である。
また、より根源的な問として、ウイルスの発生という自然現象に対し、何が何でも封じ込めるという思想自体がおかしいのではないかとも思う。ここに発想の転換があってもいいように思う。つまり、被害を一定程度に抑えるという考え方である。
このウイルスの国内感染に気付かなかったのは、影響が軽微だからでもある。したがって、多くの国にすでに広がっているだろう。これが、夏か冬かは知らないが、広がってくるだろう。今後も外国からもやってくると思う。これをすべて止めるのは、どう考えても不可能だ。
高リスク集団への配慮をしつつ、集団感染をなくすという程度の対策が適切だと思う。出張を禁止したり、集会を禁止したりするのは、特に感染が広がっている地域や集団以外では、無意味な措置だと考える。」

専門家の見解より普通の人の感情を重視した方がマスコミの営業上は得策のようで、一般感情に水をさす意見は目立ちにくいように編集されるのだろう。インターネットでは騒ぎすきとの意見が目立ったのだが、そろそろ収まりそうだ。

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コメント

■東京と川崎の2女子高生が感染/首都圏に拡大、計267人に―こんなときにこそ、リーダーの役割が問われる!!
こんにちは。新型インフルエンザ感染が拡大してきました。今回のものは、あまり重篤にはならないようなので、あまり心配する必要はないとは思います。しかし、このような危機に際して適切な判断をできるのがリーダーだとおもいます。私のブログでは、今回のインフルエンザ対策に関して個々人が思いつく対処法などから、リーダーシップ度を測る基準や、対策を立てる際の手法など簡単に記載してみました。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2009年5月22日 (金) 13時44分

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