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リビングライブラリー(5月16日)

リビングライブラリーというのは聞きなれない言葉で、日本では昨年の12月の京都でのイベントが最初になるのだろう。東京では、今月の29日と30日に行われる東大駒場Ⅱキャンパスのキャンパス公開の折に、先端科学技術研究センターのプログラムの一つとしてデビューする。
人間を本とみなし、それを読む場をライブラリーとよんで無料で提供するもので、タイトルをもつ本に擬せられた人を対話という形で読んでもらう。それにより偏見を減らし、理解を助けようという趣旨のものだ。アメリカでは政治家、弁護士、アルコール中毒患者、元カルト信者、イスラム教徒、フェミニスト等、脈絡のない人たちを「本」のタイトルないしは著者とする例がある。
リビングライブラリーは2000年にデンマークで最初のイベントが行われ、日本政府もオブザーバーとして参加している欧州評議会が最大のサポーターとなっている。その日本支部にあたるリビング・ライブラリー・ジャパンは事務局を東大の先端科学技術センター人間支援工学分野としている。
29日と30日の先端科学技術センターでのリビングライブラリーでは、酒造会社社長、有機農民、歌手、オカルト漫画家、女流官能小説家、薬物依存症経験者、薬物依存症経験者、同性愛者、高次脳機能障害当事者、聴覚障害当事者、視覚障害当事者、車いすユーザ、アスペルガー症候群当事者、先端研研究者が「本」になり「読者」を待っている。誰でも無料で参加できるから体験をしてみよう。もしかしたらテレビの取材もあるかもしれない。

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コメント

当日、『本』をしていたむーんらいずと言います。
リビングライブラリーを取り上げてくださってありがとうございます。

ぼくは、アスペルガー障害&ADHD当事者として、話をさせて頂きました。
普段は会社員として働いていますが、ほぼ隔週で先端研でボランティアのようなことをしています。

障害者にとって、まずは他の人とコミュニケーションを取れることが、生きていくためには一番大切です。それに付随して、生活能力の獲得や就労に向けての準備、支援機器を使うことで、足りない能力が補助されてできることが増えていくようになります。

バリアフリープロジェクトでは、そんな、誰でも生きていきやすい社会とはどういうものか、ということについて、いろんな分野の方達や、当事者の声を吸い上げて、それを実現すべく活動しています。

ぼくは、アスペルガー当事者で、話はできますが、まとまった話をすることは困難です。でも、文章を書いたり、パソコンの操作などは、そこそこできるので、そういうことを社会に還元していけるように頑張っています。

リビングライブラリーですが、今年の12月に京都で開催されることは確定していますが、同じような取り組みをするために、今回見学に来られた人たちがいました。リビングライブラリーの事務局は先端研にありますので、それらの場所で行われることがあれば、リビングライブラリーJapanのサイトでお知らせがあると思います。

社会のマイノリティーである、障害者や、偏見で見られがちな人の声が聞けるこの催しは、当事者としても、いろいろ得ることができる、いい体験だと思いました。

投稿: むーんらいず | 2009年6月 2日 (火) 12時30分

そういえば、NHK 爆笑問題のニッポンの教養(爆問学問)の取材で、記者の方から取材を受けましたよ。happy01

投稿: むーんらいず | 2009年6月 2日 (火) 12時36分

むーんらいずさん。
コメントありがとうございます。
これからも駒場キャンパスでいろいろな「本」を読むことのできる機会のあることを期待しています。

投稿: 管理人 | 2009年6月 2日 (火) 12時49分

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