小型消防ポンプ操法演技発表会(5月31日)
目黒区のホームページトップのイベント情報で、6月7日(日曜日)に開催される小型消防ポンプ操法演技発表会についての案内をしている。例年の行事として、中目黒公園で午前9時から、目黒区内各町会・自治会から30チームが参加して行われる。審査員がいて得点を競うものだ。
目黒区の案内によると、「小型消防ポンプは、震災対策の一環として、区が防災区民組織に支給しているものです。普段の練習の成果を発揮し真剣に小型ポンプの操法演技を行う姿をご覧ください」ということで、震災対策の一環であることを明記している。小型消防ポンプは消火の役にはたたないとの考えもあるようだが、通常の火災に使うものではない。通常の火災に使おうとしたら消防隊の邪魔になるだけだろう。震災などで公的な消火体制に頼れなくなったときに、ある程度の消火活動ができるようにということのようだ。1995年の阪神淡路大地震での経験から、住民による自主防災の有効性がさけばれるようになったらしい。
本来の使い方ではないとしても、水害で地下室に水がたまったときに、給管ホースを水の中に入れて外に水を排出したという活用事例もある。
そんな小型消防ポンプの使い方を、操法演技発表会という形でゲーム感覚を持たせながら習得できるようにするものと考えると納得がいく。無論全国で行われている。
会場は中目黒駅から徒歩10分。バスだと東京共済病院前下車で、駒場町会チームは9時40分頃の出場予定だそうだ。家族づれで見物にいくということでもよいのではないだろうか。