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映画の街で(4月2日)

渋谷には街のあちこちに映画館がある。街全体のことは知らないが、ランブリングストリートからBunkamuraにかけてだけでも、9つのスクリーンで映画の上映がされている。どの映画館も小さくて、観客動員数の多いメジャーな映画が封切りで上映されるようなことはない。そのあたりを歩き、ポスターを見ただけで映画館に入る余裕のある人がどれだけいるのか知らないが、昨日は「マリア・カラスの真実」が上映されていることを、ランブリングストリートの映画館ビルに掲示されているポスターで知り、そのまま3階にあるユーロスペースに入った。
1977年に亡くなったオペラ歌手のドキュメンタリー映画なので当時を知る高齢者がほとんどかと思っていたが、意外にも若い人が多数派で観客の数は少なくなかった。映画ファンというより音楽ファンなのだろう。
マリア・カラスは17歳でプロデビューし、41歳で早々と引退して53歳で自ら命を絶ったともいわれる謎の死を遂げている。その生涯が華やかさと共に苦渋が入り混じるものであったことを見事に描いているのがこの映画だ。幸せな一生とはいいがたく、悲劇とさえいってよいのかも知れない。
オペラ歌手としてCDでその声を聞くことがあっても、その人物がどんな生涯を送ったかについては関心がなかったのだが、活動のピークが10年ほどであったというのは意外なことだった。1974年には来日して、ピアノ伴奏で歌ったそうで、それが公式舞台の最後だったとWikipediaにはあるものの、そこまでは映画で触れていない。
一人の大スターの人生がどれほど辛いものであったのかを、演出されたドラマではなく、インタビューとニュース映像の編集だけで実感させてくれる。オペラファンでなくとも見る価値のある、優れた映画だ。
http://www.cetera.co.jp/callas/

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