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渋駒を歩こう!(3月19日)

東大駒場キャンパスのキャンパスマガジン『恒河沙』は1978年に創立された東大の学生サークル『時代錯誤社』により、隔月程の頻度で刊行されている。この近所で唯一の書店でもある東大駒場生協書籍部で331円という価格で購入できるのだが、当然ながら学生向きの内容だ。それでも渋谷から駒場にかけての学生の視点でのタウンガイドとして貴重な資料でもある。そのタウンガイドとしての内容は毎年更新されるというより、視点がいつも違うのがおもしろいところ。最近のタウンガイドは昨年11月に刊行された147号での特集「渋駒を歩こう!」。駒場から渋谷へということではあるが、渋谷WESTよりも渋谷の中心エリアにある学生向きの店情報が多い。逆に言えば、渋谷WESTは学生向きではないということにもなる。
その特集で取り上げられているのは、1.アートに触れる、2.書店・古書店、3.オタクスポット、4.麻生邸訪問、5.ラーメン屋、6.渋谷で暮らす。
ラーメン屋は16軒紹介されていて、最もおすすめなのは栄通りのBunkamura手前にある風来居としている。センター街の天下一品ラーメンも最高得点だ。キャンパスから近い砦や山手、神泉駅前の轍の名前は紹介されていない。近すぎるからなのか。
渋谷で暮らすというのは、一週間1万5千円の予算でかつ身奇麗にして講義に出席することを条件として宿泊するというものだ。1日目と2日目はネットカフェ。8時間1080円、12時間2500円の店を紹介している。3日目は個室ビデオ。4泊目は百軒店横のラブホテル6800円と最高の価格。5泊目はカラオケ店で11時を過ぎると泊まれるらしい。6泊目は野宿、7泊目はマクドナルドの店内で100円で一夜を過ごしたそうだ。
もうすぐ入学する東大の新入生が読み物として『恒河沙』楽しむことだろう。渋駒もよいが、渋谷WESTもよろしく。

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