首都高・大橋地区本線接続工事説明会(3月11日)
2週間前に、松見坂から大坂橋にかけての山手通りの工事が平成21年度で終わらないことをこのブログに書いた。
http://shibuya-west.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-a82b.html
その内容について昨夜、住民説明会があったので聞きにいってきた。現在の中央環状新宿線の工事は平成21年度に終わるが、新たに中央環状品川線の工事が始まるということについて住民に説明するというもの。
首都高側の説明は中央環状線の意義と新規の工事概要についてのこと。でも問題はこれまでの工事による騒音、振動、交通事故、道路構造基準からかけ離れた状況が長期にわたり継続していて、それが更に5年続くということにある。それは新宿線の問題であり、今日は品川線、といったわけではないのだが、立場上はそうなるのだろう。
工事の沿道には高層マンションが並んでいるから関係する住民の数は多い。工事による騒音・振動は眠れないほどなのだそうだ。松見坂交差点も工事による道路構造から交通事故を誘発しているとのこと。歩行者にとっても危険な状態がこれからも続くということに対する不満は多い。警備員の配置をお願いして、一時期いたのがいなくなってしまったなどという声もあった。
住民の最大の関心事は、本当に平成25年度に終わるのですね、ということ。説明会の議事録の要求もあった。どうも信頼されていないらしい。
新宿線も品川線も住民からしたら関係がない。中央環状線の意義など何年も前から聞かされていることだろう。完成後の地上のイメージ図がいつ実現するかについて、誤解をまねくような説明を過去にしてこなかったか、ということが住民にとっては不満なのではないか。平成18年度に完成の予定が平成21年度になり、それが今度は25年度になるというものだから。
ただ、今回のスケジュールについては、これまでとは違う点がある。大橋ジャンクションの工事とか、品川線の工事着手の決定時期といった不確定要因がないはずだから。だから、これまで遅れてきた理由について誠意をもって説明すると共に、平成25年度には植栽のある歩道ができるというというスケジュールは信用してほしいといえないものなのだろうか。
マスメディアが報道の対象としないこうした地域の問題について、インターネットで情報共有ができるようになっていることを理解している人がまだ少ないようなのは残念なことでもある。
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