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神泉駅に近い和食店(2月12日)

60年前には売春と暴力で恐れられていたといわれる三角地帯が、道玄坂と文化村通りに囲まれるようにしてある。1970年に住居表示による町名変更があるまで、百軒店を含む道玄坂小路と道玄坂横の崖の上の地域一帯が円山町だった。子供たちは、円山町にはいってはいけない、と親や先生からいわれていたそうだが、それは現在でも変わらないのかも知れない。そこで営業している人たちにとっては残念なことなのだが、このエリアには大人でも入りづらいもののあることは事実だろう。渋谷で「坂上がる」というと、円山町のホテルに入ことを意味するのだと随分昔に聞いた記憶もある。
道玄坂から旧山手通りの巨大な神泉町交差点まで、車は右折できない。道玄坂の北側一帯の道路は狭くて視界がきかず、しかも起伏があるので、歩いていてもどこに抜けるのかがわからない。その高台の地下を井の頭線が通っていて、2つのトンネルの間に踏み切りがあり、そこから神泉駅のホームがトンネルの中に見える。
道玄坂上交番から神泉駅に行くには、かつて検番通りとか三業通りとか呼ばれ、淡島通りにつながっていた古道に入り、その道から右に折れる急坂を下りてたどり着く。踏み切りを渡ってからまっすぐ歩くいていくと、道路の拡幅のため雑然としている栄通りに出る。その先は松涛の高級住宅地だ。円山町が崖の上の街とすると、神泉駅から栄通りまで崖下の街が続く。
この円山町と神泉町との境界の道は神泉駅から東急本店に行く道でもある。喧騒から離れてBunkamuraや東急本店に行くことのできる道なのでもっと利用されてもよい。その道にそって、5軒ものこじんまりした新しい和食の店が、半地下のスペースにあることは注目に値する。年末から今月にかけて、似たような店が3軒から5軒に増えた。どの店も同じような和食メニューなのだが、それぞれに個性があるようだ。こういう店を仕事の帰りや昼食に手頃な価格で利用できる人たちは恵まれているといえよう。


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