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町会の記憶(2月9日)

隣組が1940年の内務省通達により組織され、市町村行政の下請け機関として整備された町内会の下部組織となった。1942年7月にはそれが大政翼賛会の指導下に置かれることになって地域社会の戦時体制が徹底したとされる。
戦後、1947年4月にGHQ命令により町内会、隣組は廃止された。出征兵士を送り出した組織ともみなされたそうだ。その考えの流れから、現在の町会に対する抵抗感をもった人も少なくないだろう。だから町会費を払わない、ということがあっても不思議ではない。
現在の町会はそうした戦時体制のものとは違うと考える人もいれば、行政が主導する1940年体制が現在も続いていると漠然と意識している人などさまざまのようだ。高齢の人の中には強烈な記憶の残る戦時体制の慣行を今もあたりまえと考える人たちが少なくないかも知れない。考え方がいろいろあることは一人一人の体験が違うのだから当然だろう。戦争という共通の体験がさまざまな考え方となって現在に引き継がれていることもあるようだ。歴史認識の問題は近隣諸国との関係で東アジアについて論じられることは多いけれども、身近な町会についての歴史認識を議論することは、どこでも地域の平穏を乱すだけだろうか。

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