明治期の浮世絵展(1月14日)
浮世絵は江戸の文化を代表するものといえるが、明治になってからも日清戦争までは数多く制作されている。しかし、明治維新後の日本では古い遅れた文化を代表するものとして人気がなくなったようだ。薩長の出身者を中心とする明治政府により、もともと庶民のものであった江戸文化が否定され、文明開化が叫ばれたことの影響は現在にまで続いているのかもしれない。
その一方で外国人には高く評価されたために、多くの作品が海外に流出し、欧米の美術館のコレクションになっていることはよく知られている。
今月は江戸勘亭流の歌舞伎文字を展示している大坂上のハニーズカフェで、2月2日から27日まで、明治期の浮世絵作家である橋本(揚州)周延(ちかのぶ)の作品9点を展示することになった。「江戸の良さを見なおす会」が所蔵する浮世絵コレクション展示の第一回だ。橋本周延は天保9年生まれで大正元年の没。幕府の御家人の出身で美人画を中心に幅広い内容で多数の作品を残しているが、今回は大奥の様子を絵にしたものを予定している。
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コメント
揚州は楊洲が正しい。
御家人説は誤りで、越後高田の榊原藩士であった。
参考サイト
ウィキペディア
投稿: nrp58277 | 2012年3月 8日 (木) 10時00分