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生命保険料は安くなる(1月29日)

火曜日に東急ハンズでさまざまな種類のバレンタインチョコレートを販売しているのを見た。昔の薬袋のデザインをアレンジしたもの、醤油ボトルに見えるものなど、アイディアを眺めているだけで楽しい。そんな中で熨斗袋に「お世話になっています」などと書かれた105円のチョコがあり、これは生命レディが配りそうだな、と直感していた。
そんな常識をくつがえそうと、昨年5月にライフネット生命保険株式会社が誕生し、同社の社長、副社長によるブロガーを対象とする説明会が昨夜行われた。
保険会社は、本社はもちろんのこと、地方の支店でも一等地の立派なビルにあり、そのことが信頼感を演出しているのだろうが、この会社は麹町の裏町といってもよいようなところにある地味なビルが本社だ。会議室も30人も入れば一杯というほど。営業活動はインターネットを通じて行っている。そうすることによって純粋の保険料に付加されるコストをミニマイズし、生命保険料を半分にすることを可能にしているのだろう。
お話いただいた、ライフネット生命の出口社長(1948年生まれ)と岩瀬副社長(1976年生まれ)は、ちょうど親子の年齢差がある。互いに知らなかった二人を2006年の3月に投資家の谷家衛氏が結びつけ、全く新しいベンチャー生命保険会社が設立されたのだ。そのドラマチックな経緯は岩瀬副社長のブログに詳しい。
http://totodaisuke.weblogs.jp/blog/2007/05/20_0323.html

1.生命保険料を半分にしたい
2.保険金不払いをゼロにしたい
3.比較して納得して入る習慣を広めたい

この3点を実現したいという出口社長の思いが、ライフネット生命誕生の基本にある。セールスのコストがサービスに見合っているかどうかは客が決めること、ということなのだが、バレンタインチョコレートなどによるセールス担当との人情がらみのつながりと、テレビコマーシャルの映像により刷り込まれた安心感から、ドライな切り替えができるかどうか。
平均所得がこの10年で15%減少し、20代、30代の世帯人員1人当たり平均所得金額が65歳以上の金額を下回るという状況では、子供を作ることを躊躇せざるを得ないこともあるだろう。そんな社会を保険会社が変えることはできないが、若い人たちの生命保険料が半分にする保険を提供することで社会貢献ができる、ということも出口社長の情熱の背景にある。
安いものには罠がある、という意識は健全だろう。しかし、その一方でその差がどこにあるのかを考えることも重要だ。パソコンなんかも10万円と20万円のものがあると、20万円のものを安心だからと選ぶ人は少なくない。
生命保険はこれまでどこの会社も同じようなものと思われていた。セールスの人が好きかどうかで決められる要素も大きい。ネット生保はその部分を根底から覆す。
インターネットを活用してよりよい社会を作りたいというライフネット生命の思いは、地域メディアとして地域での情報伝達コストをミニマイズしようとする渋谷WESTが目指すものと同じだと了解した。

「応援してください」ということだったので、早速渋谷WESTのトップ画面から『生命保険はだれのものか』という出口社長の著書を買っていただけるようにした。


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出口社長岩瀬副社長

ライフネット生命:http://www.lifenet-seimei.co.jp/



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コメント

初めまして(◎´∀`)ノ
ライフネット生命・・・最近、申し込みから加入までネットで出来るって話題になってますね。
素晴らしい保険会社になることを期待しています!

投稿: mahalo | 2009年2月21日 (土) 19時44分

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