奇跡の富士山(12月4日)
渋谷WESTで富士山の見える所は、東大、駒場高校、こまばエミナースなどの建物の中にはあるのだろうが、そこに入ることはできない。高層の建物ができる前には、246や淡島通りの高台から西方向に、ほとんどどこからでも見ることができたようだが、今ではそんな場所は近くにはなくなっている。
ところが、大坂上バス停横の歩道橋の上からだと富士山が見えると聞いたので、早速見に行ってきた。すると高速道路と高層ビルの間の隙間にある看板の上に奇跡的といってもよいような形で夕日の残照を受けた富士山が姿を見せていた。巨大な人間の建造物の隙間にわずかに見えるという構図となっている。葛飾北斎の版画にある波の間に見える小さな富士山のような絵がかけるのかもしれない。
富士山をご神体とする信仰は古代からあったそうだが、高速道路と高層ビルという人間の作った巨大な建造物のわずかな隙間に、富士山の頂上だけが見えるというのは、まさに神のなす技とでもいえるのか。富士見橋とでも名づけたらよさそうな歩道橋だ。
ピンクの箇所に富士山が見える
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