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区民と区長のまちづくり懇談会(10月29日)

先日紹介した、北部地区を対象とする区民と区長のまちづくり懇談会が、東山社会教育館内のスペースで開催された。参加者は町会等地域組織の役員が15名前後、一般住民が30名弱、目黒区職員が20名弱といったところか。目黒区民のまちづくりについての関心がどんなところにあるのかという意味で参考になる。
懇談会で出たまちづくりに関係のある意見と区長の回答を以下にすべて記す。
①池尻大橋の駅の出口が狭く危険だと思うが改善できないか。
→ 非常口をつくる計画になっている。
②西郷山の景観が破壊されないよう景観法による規制はできないか。
→ これまで景観は軽視されていた。29日の都市環境委員会で答申のある予定。
③自転車で走行するときに段差が危険だ。
→ 区内全域を調査することは困難だが、具体的な場所を教えてほしい。
④中目黒駅の山手通りの渋谷寄りに改札口がほしい。
→ 東急電鉄に要求したが、ホームが狭く用地買収をしないと拡幅ができないので無理との結論が出たと聞いている。
⑤目黒川沿いのオートバイの駐車が気になる。
→ オートバイは法制上の問題で目黒区で対処できないが、警察と共同で対策を検討する。
⑥カラスにエサをやる人がいるが、規制できないか。
→ 猫にエサをやることについての対策は他の自治体でも検討されているが、カラスも今後の検討課題とする。
⑦東山に公園ができたが、タクシーの運転手が仮眠をとる場所になっている。
→ 他の場所でもそういう例があり、検討課題とする。
⑧都の下水施設が中目黒の地下にできたが、目黒川との接続がまだのようで、水害の不安が残る
→ 東京都に確認する。
⑨樹木を残すような規制はできないか。たとえば駐車場に木を1本残すとか。
→ 財産権の問題はあるが、80センチ以上の径のある樹木については事前協議をする制度を作った。それにより該当する樹木18本中12本が生き残った。
⑩目黒川の遊歩道が山手通りで途切れてしまうが連続性を保てないか。
→ どこの場所なのかが分からないので後で教えてほしい。
⑪歩道の雨水を吸収するような工夫はできないか。
→ そうした舗装をしているところもある。
⑫植木鉢が5軒まとまると配布される制度を教えてほしい。
→ 5軒まとまると初年度に配布され、年間1万円が助成される。3年以上継続してほしい。

その他の意見として以下のものもあった。
①自ら地域をきれいにすることで世代を超えた交流が生まれるようにしたい。区民の自主的な活動とそれによる人のつながりに目を向けてほしい。
②消防団の消防訓練に区の公園が使えるか、避難所の責任者は校長でよいのか、大規模災害の折、避難所にペットを連れ込まれた場合の訓練も必要か。
こうして書いて見ると、一つ一つの細かいことの積み重ねがまちづくりなのだ、ということを感じる。テレビのニュースにはならなくても大事なことは多い。
気になったことは、冒頭目黒区の特徴ということで紹介されたさまざまな指標の中として示された目黒区の人口ピラミッドで一番人口の多い年齢層の発言がなく、出席もわずかだったことだ。その年齢層は区民意識が乏しいのかもしれないが、ホームページを工夫することにより、若い人たちの声が共有されることも期待したい。
11月1日土曜日の午後3時から午後5時まで、目黒区役所で同様の懇談会が開催される。

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