神泉仲通という場所(12-5-23)

神泉駅と道玄坂の間にある神泉仲通は昔からの商店街。神泉町と円山町をにまたがり、神泉円山親栄会というひとつの町会を形成している。10年以上の空き地や、ほとんど空室の古いビルがあったり、通りを入って奥に行くと幅が広くなる階段の先が道玄坂に面したビルの裏側になるとか、それぞれの場所で不思議な思いを抱かせるのだ。カーブと坂のある通りには小さなビルが不規則に並び、唯一のチェーン店であるマルエツプチが、このあたりでの日常の買い物ができる品揃えをしている他は、飲食店を中心とする個人の店が路面店としてある。

過去10年間の観察の中で、店の入れ替わりは少なくない。この2年の間に2軒の喫茶店が消えて、スペイン料理店や韓国料理店になった。そのほかにも最近開店したばかりの店が何軒かある。閉店した店も少なくないが、全体としてはこのエリアでの飲食店の数は増えている。渋谷駅近辺の大型店よりは、ここの小さな店の方が落ち着けるはずだから、なじみの店ができたらこちらに流れてきておかしくあるまい。

そして6月1日には神泉町交差点に渋谷ガーデンタワーがオープンする。飲食店の入居がないから、その周辺の店の利用者が増えるはずなのだ。スカイツリーに東京ソラマチができても周囲の店への来店が期待されているほどだ。渋谷ガーデンタワーで神泉仲通への関心が高まると見るのだが、どうだろう。

静かな神泉仲通の午後
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松見坂の商店会(12-5-19)

淡島通りは渋谷区の旧山手通りから始まり、すぐある信号から松見坂交差点を越え、駒場野公園の信号までが目黒区。その先は世田谷区となる。松見坂交差点で交わる山手通りでも、渋谷区と目黒区の境界が渋目陸橋であって、246の大坂橋ではないと自信をもって言えるのは、その近辺の目黒区住民だけだろう。
その上、松見坂交差点の最寄駅は神泉駅だし、渋谷駅からが便利だから、ここは渋谷の一部だということにしてしまうのも、あながち不当とはいえない。

そんな場所にある松見坂は、中央分離帯にツツジが植えてあり、歩道は広くて緑豊かな公園のような通りでもある。人通りよりも坂道をスピードを出して下ってくる自転車の方が目立つので、せっかくの風景も楽しめるのかどうか。交差点近くのレストランにそってバラの花が咲き、その前にはベンチもおかれているのだが、写真映りもぱっとしない。道路の幅が広いためなのかも知れない。

もっとこの場所に関心を引くことができればと、そこにメダカを飼って周りに花を植える努力が続けられている。最近は、廃棄物となったカメをここまで運び、水を入れてメダカを飼っているのだ。以前もここでメダカをもっと小さなカメで飼っていたのだが、今回はその器を取り替えて周囲の環境整備により力を入れるとか。

松見坂には商店会がなく店のつながりも弱いようだ。それでも一人が始めるとそれに続く人も出てくるものだ。集客の手段ともなる地域振興策として、まず花を植えることからということになってもよい。商店会の組織がなくても、連携さえとれれば、それでかなりのことはできるのではないか。

緑豊かなバス通り
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バラの花もさりげなく咲く
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メダカを飼うカメをリニューアル
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ペンキをぬって猫から守る網をかぶせた
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渋谷WESTフォトラリー(12-5-17)

第四回「関東の鉄道お宝発見」フォトラリー・コンテストが、国土交通省関東運輸局により行われている。関東各地の駅舎や駅付近にある像など23ヶ所が撮影の対象だ。
そんな対象を渋谷WESTで23ヶ所、以下のようにあげてみると、このエリアのイメージがわいてくるかも知れない。

1Bunkamura、2千代田稲荷、3道玄坂地蔵、4ラブホテル街、5道玄坂上交番、6渋谷ガーデンタワー、7松涛公園、8松涛美術館、9東大正門、10駒場公園洋館、11日本民藝館、12生産技術研究所、13ケルネル田んぼ、14大橋ジャンクション、15代官山蔦屋書店、16西郷橋、17西郷山公園、18神泉駅舎、19ランブリングストリート、20大坂橋、21鉢山交番、22戸栗美術館、23住友不動産青葉台タワー

渋谷WESTという地域の切り方はこのサイト独自のものなのだが、松涛から青葉台の高台にある高級住宅地から目黒川と渋谷川の流域への斜面一帯を見下ろすことになる。東大駒場キャンパスとBunkamura、代官山蔦谷書店を結ぶ線の中に、ラブホテル街や個性ある飲食店が密集する。渋谷駅周辺の繁華街とは全く違う世界がそこにはある。ファッションの渋谷でも、若者の渋谷でもない、目黒区を含むこの渋谷WESTエリアは、その多様性の中に文化の街として一貫するものを持っているとはいえないだろうか。

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