若者の街と呼ばれた渋谷のこれから (20-7-25)

渋谷109が若い女性たちの聖地のようになったのは1992年頃かららしい。渋谷センター街に高校生が集まっていたころで、渋谷のイメージは必ずしもよいとは言えなかったが、若者の街というイメージは定着していた。

1999年12月の新語・流行語大賞で「カリスマ」が選ばれ、カリスマ店員と呼ばれる女性たちが活躍する舞台となって、「マルキュー」の名で全国に知られるようになった。昨年までは、海外からも多くの若い女性が集まり、渋谷のイメージそのものであったと言ってよいかも知れない。

また、道玄坂と文化村通りの交差点という場所にあることから、渋谷を象徴するような場所であり、盆踊りや、御神輿などのイベントなどでは、そこが舞台ともなっていた。

そして、2020年、渋谷から外国人の姿が消えた。イベントもできない。この7月には、渋谷109で人気のブランド「セシルマクビー」が年内にも全国の店舗を閉鎖することが発表された。アパレルは時代と共に変わるもの。同様の人気ブランド「マウジー」を持つ企業も新ブランドをオンラインで展開しはじめている。街に出て買うだけではなくなってきたようだ。

世界がコロナと共存していかなくてはならないともいわれる新しい時代の中で、渋谷はどのような街になっていくのか。渋谷109の裏手では、2023年完成に向けて、これまで表通りから見えなかった5700㎡もの土地に、高さ120メートルの高層ビルを建てる工事が進んでいる。

東急東横店西館の解体工事も年内には始まるだろう。コロナ前のような渋谷にはならないことは確かだが、これまでのように先端的な新しい街を、渋谷という場所で働かなくてはならない人たちが作っていく。リモートワークが進むにしても、世界に向けて発信する場所に、ある程度の人たちが集まる必要はあるはずだから。

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高輪ゲートウェイ駅の魅力 (20-7-22)

不要不急の外出、都県をまたぐ外出自粛とか言われている。一方でGo to トラベルキャンペーンが東京を除外して今日からはじまった。

キャンペーンを利用しない旅行でも、旅先で歓迎されないのでは、せっかくの旅行がだいなしということだろう。キャンセルも多発しているそうだ。

そんな中、今年の3月14日に暫定開業した高輪ゲートウェイ駅を見にいってきた。不要不急の外出を控えるときに、不要不急ともいえそうな駅に行ったわけである。

高輪ゲートウェイは駅名にも違和感がもたれているが、駅前の高層ビル群が完成して本開業する2024年度までは、山手線では利用客の極端に少ない駅となるだろう。それでも渋谷駅再開発の完成する2027年度と比べるとずっと早い。

評判が芳しくない駅なのだが、行って見るとなかなか魅力的なのである。設計が隈研吾で、ホームに木目を出すというユニークさをはじめとして、駅舎はゆっくり眺める価値がある。

そうでないまでも、JR東日本の車庫の中にあるような駅。ぎっしりと詰まっている車両を眺めるだけでも、少なくとも男の子であれば喜ぶだろう。特に田町側のホームの先端から、何本もの線路の中を走る電車を見て楽しいと思うのは、鉄道を趣味とする人だけではないだろう。

不要不急はいけないとはいえ、感染リスクがあるとは思えない、人がほとんどいない駅の見物位はよいだろう。夏休みの子供づれの行先の一つとして勧められないものなのか。

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都知事選挙の投票結果から (20-7-6)

コロナ禍の中での東京都知事選挙の結果は、ほぼ予想通りといえるのだろう。

野党統一候補となった宇都宮健児の得票は19,138。4年前の都知事選での野党統一候補であった鳥越俊太郎の26,987や、4月の区長選での山本ひろこの26,908の得票を大きく下回った。昨年7月の参議院選比例区政党得票数の立民22,967、共産11,811、国民5,471の合計得票数の半分に満たない結果ともなっている。知名度の高い政治家の街頭応援演説や、多くの議員の応援活動があったにもかかわらずの結果なのである。

山本太郎の得票15,380は、昨年の参議院選での比例区政党得票数での、れいわの得票数12,871を上回っている。れいわは目黒区の選挙区ではないが、衆議院選挙での候補者を比例東京ブロックだけでも4名の候補者擁立を予定しており、令和の新党としてそれなりの存在感を出してきた。

今回の都知事選での日本第一党桜井誠が目黒区で3,269票を獲得していることは、新しい傾向と見て良いだろう。参議院選で目黒区での社会民主党の得票は1,839で、NHKから国民を守る党は2,600であった。

維新推薦の小野泰輔の得票は17,753。区長選挙での維新候補の得票18,588を下回ったが、昨年の参議院選での維新の得票11,067からは大きく伸びている。組織による応援では野党統一候補より劣勢だったとはいえ、その差は1,385。今後の維新の動きにも注目すべきものがある。

小池百合子66,838で圧勝ではあるが、4年の任期を全うするかどうかを論評するのが、これからのジャーナリストと呼ばれる人たちのビジネスとなりそうである。

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